2019年10月25日 (高橋厩舎の日常)
こんばんは☆
まずは先週の菊花賞の振り返りからー。
レッドジェニアルは頑張りましたが6着という結果になってしまいました。チャンスはあったと思いましたが、勝ち馬は本当に上手い競馬をしていたと思います。ジェニアル自体もレース後は出し切った感じでは無かったので、もう少しスムーズにいけば、、という思いと、この馬でもっともっと上を目指したい、大きなレースを勝ちたいと改めて思いました。
脚元や馬体にもダメージも無さそうで、昨日山元トレセンへ放牧に出ました。無事にいけば次走は日経新春杯あたりになるでしょうか。また成長した姿を見せてほしいと思います。
さて、今週の競馬へいきましょう。
今週は2頭の新馬戦を含む、計4頭が出走します。土曜日は1頭。シャンテリーが三浦皇成ジョッキーを背にデビュー戦を迎えます。
当初は短い距離で、と思っていたのですが、追い切りの感じではバテずに伸びるタイプでマイルぐらいの方が合うのでは?と思い、東京で芝のマイル戦となりました。
小さい馬なので、調教だと目立った時計は出にくいですが、乗り込んで動きは良くなってきました。息遣いは毎回凄く良いのでデビューに向けての態勢も整ったと思います。初戦からはやってみないとわかりませんが、良い競馬を見せてほしいと思います。
続いて日曜日。京都5Rにアナンクスが岩田望来ジョッキーと出走します。
こちらは血統的にダートでのデビューを考えていましたが、調教では軽い馬場の方が全然走れるので、芝でのデビューとなりました。トビが大きくワンペースな所がありますが、スタミナはありそうです。
基本的に大人しいですが、かなり我が強いので、そのあたりが競馬に行ってどうでしょうか。乗り込み量は十分ですし、気持ちが入っていれば走れると思うので、しっかり頑張ってほしいと思います。
続いて京都10Rにはノーウェイが松若ジョッキーと出走します。
前走後にジョッキーが「何か刺激を与えた方が良いかもしれません」とのことで、この中間は障害転向も考えながら障害練習をしてきました。
一応、今週の障害試験には合格しましたが、まだ飛越にムラがありそうですし、今回平地を使うことは想定通りです。
調子自体は安定して良いので、あとは競馬に行っての気持ち次第といったところ。障害練習が良い刺激になって走るようになる馬もいますので、この馬も今回で変わってくれないかと思います。このクラスでも通用するぐらいの能力はあるはずなので、良いところを見せてほしいと思います。
そして新潟12Rにはナムラキヌが石川裕紀人ジョッキーと出走します。
最終追い切りは思ったよりも時計が出なかったようですが、決して動きが悪いとか息遣いがイマイチということもなかったようです。これぐらい経験を積んできた馬にはよくあることで、競馬と調教を馬がわかってきているのだと思います。
状態面は何の問題も無く、一度競馬を使って非常に良いデキです。今回は牡馬が相手ですが、それ程強力でもありませんし、石川ジョッキーも2度目で掴んでくれていると思います。ここは好勝負を期待しています。
武田