アイビスサマーダッシュ!!
2022年7月29日 (高橋厩舎の日常)
クルゼイロドスル
こんにちは!
今週からは新潟開催がスタート!
そしてその開幕週を飾るのは、新潟夏の風物詩「アイビスサマーダッシュ」です。
この電撃の5F戦に高橋厩舎からはオヌシナニモノとパーティナシティが出走します。
そんな今週の競馬は8頭がスタンバイ。
まず土曜日は新潟5Rから。メイクデビュー新馬戦にクルゼイロドスルが幸ジョッキーと出走します。
厩舎にとって思い入れのあるファインニードル産駒第1号です。
入厩からここまで1ヵ月半、じっくり乗り込んでデビュー戦を迎えました。
最終追い切りは難波さんに跨ってもらい坂路で。
予想より時計が出ていましたし、自分から前向きに走れていたので良かったです。
だいぶ走りのバランスも良くなってきて、デビューへの態勢は整っています。
乗っている感覚では短い距離じゃなくても大丈夫そうで、まずはマイル戦から使っていきたいと思います。
どんな走りをしてくれるのか楽しみにしています。
続いては新潟6R。こちらもメイクデビューの新馬戦からタイセイトリオンフが幸ジョッキーと出走します。
タイセイトリオンフ
最終追い切りはジョッキーが跨って坂路で併せました。相手に合わせての動きだったようですが、大人しくて乗りやすく、動きも良かったと言っていました。
息遣いや息の入りも問題無く、新馬から良い仕上がりだと思います。
先週はジョッキーが跨ってゲートの確認をしましたが、駐立も問題無く、スタートの反応から二の脚も合格点だったとのことで、初戦から良い競馬が出来るのではないでしょうか。
1枠1番に入ったので、積極的な競馬をしてほしいと思います。
続いては札幌7R。ガムランが丹内ジョッキーと出走します。
ガムラン
北海道で放牧に出て、体も増えて戻ってきました。
やや急仕上げかもしれませんが確実に良くなってきていますし、ダートコースでの最終追い切りの動きも良かったです。
前走が案外な結果でしたが、栗東から北海道へ輸送しての環境の変化や、馬体が減っていたのもあったかもしれません。
今回はそのあたりは大丈夫そうなので、変わり身を期待しています。
続いて日曜日。まずは札幌2Rにカルドが吉田隼人ジョッキーと出走します。
カルド
競馬の数を使っているので状態を心配していましたが、馬は元気一杯で全くへこたれていません。
最終追い切りも思った以上に時計が出ていましたし、引き続き良い状態をキープしています。
飼葉もしっかり食べて体重が落ちることもありませんし、しっかり力を出せると思います。
まだまだしっかりしていないところがあるので勝ちきれませんが、良いモノを持っているのでそろそろ勝ち上がらせたいと思っています。
続いては新潟3R。ハートビートロックが角田大河ジョッキーと出走します。
ハートビートロック
最終追い切りはジョッキーが跨って坂路単走馬なりでした。
単走だと自分から進まないところがあるので時計は遅かったですが、乗り込んで肉体的に疲労が溜まってきていることを考えれば速くなるよりは良かったです。
先週の追い切りではパーティナシティを相手にくらいついて走っていましたし、併せ馬であればしっかり動いてくれます。
骨折で休んでいたのでここまでデビューが遅れましたが、入厩当初に比べるとだいぶ状態は良化しており、態勢は整ったと思います。
既走馬が相手で簡単ではありませんが、3kg減がありますし、頑張ってほしいと思います。
続いては新潟11R アイビスSD(GⅢ)にオヌシナニモノとパーティナシティが出走します。
オヌシナニモノ
まずオヌシナニモノですが、今回が2度目の芝千直レースで今村聖奈ジョッキーとの初コンビとなります。
前回の千直レースではズルズルとポジションが下がってしまい消化不良の競馬でした。
もう少しやれると思いますし、調教で跨った聖奈ジョッキーがかなり良い感触を持ってくれていたので楽しみにしています。
馬の状態も非常に良さそうで、心配していた枠順も外目の偶数枠と良いところを引けたのではないでしょうか。
今後に向けても大事な1戦となりますので、良い競馬を見せてほしいと思います。
パーティナシティ
そして同じくアイビスSDに出走するパーティナシティは岩田望来ジョッキーとのコンビとなります。
最終追い切りは難波ジョッキーが跨りましたが、ラスト2Fからしっかり追ってもらい非常に良い動きでした。
長い間休ませていましたが、帰厩してからじっくり乗り込みだいぶ動けるようになっています。
体は増えていますが、今回は敢えて飼葉を減らして絞ったりはせず食べさせながらしっかり乗り込みました。
馬体や脚元も問題無く、元気もあって体調も良好です。
久々の芝替わりで初めての直線競馬となりますが、何かキッカケを掴んでくれればと思います。
そして最後は新潟12R。クープドクールが坂井瑠星ジョッキーと出走します。
クープドクール
最終追い切りは坂路単走で。
仕上がりやすくスイッチが入りやすい馬なので、終いだけ動かしました。
全体が52.2秒でラストも12.0秒と時計は十分ですが、まだ息遣いや反応は良化途上といった感じ。
それでも仕上がりが早い馬なので、このひと追いで丁度良くなりそうです。
翌日の曳き運動でもリラックスしていましたし、馬体のケアもしっかり出来ています。
前走後のジョッキーの感想はダート自体はこなしてくれるが、距離は短くした方が良いかもしれないとことでした。
今回距離を短縮するので、変わり身を見せてくれればと思っています。
武田