新馬戦がスタート
2022年6月3日 (高橋厩舎の日常)
ファルヴォーレ
こんにちは!
先週のダービーの興奮が冷めやらぬまま、今週からは新馬戦がスタートします。
高橋厩舎からは今週デビューの新馬はいませんが、着々と2歳馬たちの調教も進んでいますので、2020年生まれの世代も非常に楽しみにしています。
さて、今週は土日で9頭が出走します。
まず土曜日の競馬は東京の1Rから。ファルヴォーレが難波ジョッキーと出走します。
前走が障害レース初戦。見せ場は作ってくれましたし、悪くはなかったと思います。
競馬後もダメージは無く、在厩しての2戦目です。
最終追い切りでは力強く走っており、飼葉も良く食べて、馬も凄く元気です。
一度レースを経験したことは間違いなくプラスですし、上積みはあるでしょう。
金曜日にコースのスクーリングを行って、良い状態で臨めるのではないでしょうか。
前進を期待しています。
続いては中京6R。クロンヌドラレーヌが今村聖奈ジョッキーと出走します。
クロンヌドラレーヌ
立て直した前走は完勝。強い勝ち方でした。
その後1ヶ月ほど放牧に出てフレッシュな状態で帰ってきました。
帰厩してからの調整も順調で、最終追い切りに跨ったジョッキーは「乗りやすくて良い馬ですね」と言ってくれていました。
昇級戦ですが楽しみが大きいですし、49kgは非常に魅力です。
ここでも良い競馬をしてくれるを思っています。
続いては中京11R。GⅢ鳴尾記念にサンレイポケットが鮫島克駿ジョッキーと出走します。
サンレイポケット
最終追い切りはジョッキーが跨って。先週より動きがピリッとしてきて良い追い切りが出来たと言っていました。
2週前からジョッキーが跨って状態をチェックしながら進めてきましたが、予定通り順調にここまでこられました。
前走は馬場や大外枠などの影響も受けましたが、今回は大丈夫だと思います。
宝塚記念を目指しての1戦となりますが、良い結果を出してほしいと思っています。
土曜の最後は東京メイン11R。ホールシバンがM.デムーロジョッキーと出走します。
ホールシバン
ここ2戦が不甲斐無い競馬になってしまったので、この中間は調整過程を変えて、いつもより負荷を強くして調教しています。
それでいて飼葉はいつもより食べているくらいですし、普段より強い調教に馬が応えてくれています。
体重はそれほど変わっていませんが、中身が詰まってバランスが良くなった印象です。
毛ヅヤも良く、非常に良い状態なのは間違いありません。
今の状態でどれだけ走れるか見てみたいと思います。
続いて日曜日。日曜日は全て中京からです。
まずは2R。ルージュリッシュが荻野極ジョッキーと出走します。
ルージュリッシュ
最終追い切りは木曜日にCウッドコースで。ジョッキーに跨ってもらいブリンカーも着用しました。
自分から動かないような所はわかってもらえましたし、走り自体は素軽さもあって悪くありません。
追い切り後もダメージは無く、しっかり歩けており、今回はトモを落とすようなこともなかったので、そのあたりは良くなってきているのだと思います。
しっかり追えるジョッキーとブリンカー効果で前進を期待しています。
続いては3R。シャンパンドバイが富田ジョッキーと出走します。
シャンパンドバイ
前走は良い形で直線に向きましたが、そこから後退してしまいました。
ただ、外々を回らされらので仕方ないと思います。
競馬後の馬体へのダメージや体力面も問題なさそうですので連闘となりました。
馬自体は徐々にしっかりしてきて良化しているのは間違いありません。
展開面の助けは必要かもしれませんが、良い競馬をしてほしいと思います。
続いては4R。イーストリバーが今村聖奈ジョッキーと出走します。
イーストリバー
体はもう仕上がっているので、最終追い切りは坂路単走馬なりでした。
競馬に向けて軽く気合を付けるイメージでしたが、しっかり折り合いも付いて良い動きだったと思います。
トモの甘さから歩様に左右差があるので、バランスを改善することに努めていますが、徐々に良くなってきていますし、しっかりトモのケアも出来ています。
体調面は良いので力は出せると思いますし、引き続き4kg減はかなり効くと思います。
ジョッキーも好調なので、楽しみにしています。
続いては6R。クラトスが荻野極ジョッキーと出走します。
クラトス
最終追い切りはジョッキーが跨ってCウッドコースでの併せ馬でした。
併走馬に後ろから突いてもらいしっかり負荷を掛けました。
まだ人に意識が向いておらず、反抗的であったり、ハミを取らず気難しいところがあります。
それでも走りだせばバランスも良く、前進気勢もあったようです。
もう少し乗り込むことも考えましたが、ジョッキーとも相談して一度競馬を使えばガラッと良くなりそうとのことでしたので、今週の出走となりました。
競馬を経験しながら軌道に乗せたいと思います。
そして最後はメイン11R。オヌシナニモノが松若ジョッキーと出走します。
オヌシナニモノ
前走は初の芝、そして直線1000mの競馬でしたが、外枠を生かせず不完全燃焼となってしまいました。
今回はダート戦に戻ります。
この中間は芝を走った反動も無く、良い意味でいつもと変わらず調整できています。
最終追い切りは終いだけでしたが、ラスト1Fは12秒を切って走れていましたし、しっかり動ける状態です。
中京コースも問題無いので、巻き返してほしいと思っています。
武田