2020年9月11日 (高橋厩舎の日常)
今日は先週の新潟記念の振り返りから。
ご存じの通りサンレイポケットはタイム差無しの3着という結果でした。あと1歩のところまで迫っていたので本当に悔しいですが、人馬ともに良く頑張ってくれたと思います。
思っていた以上にスローペースになったのでポケットも伸びてはいるんですが、みんな伸びていましたからね。先に抜け出した馬がフラフラしていたので、ジョッキーも外に外に張り出され、進路取りで後ろを気にしながらでしたしね。
もう少し消耗するような展開になってくれれば、、。
まぁそれでも能力は示せたと思います。ここへきて本格化しているのは間違いありませんので、どこかで大きなタイトルを取ってほしいと思います。
さて、今週からJRAはレースの重要なファクターである馬場の硬さ、「クッション値」を発表することになりました。
簡単に言うと馬場の硬さを数値として表すということです。これにより、例えば同じ良馬場でも数値が高いほど「馬場が硬い=時計が出やすい」ということになります。
詳しくはJRAのホームページでも掲載されておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
さて、今週は日曜日のみ3頭が出走の予定です。
まずは中京2R。メイショウトリプルが荻野極ジョッキーと出走します。
前走はバテた馬を交わすだけのような競馬になってしまい不本意な結果でした。
ポテンシャルはあると思いますが、まだ馬が子供ですし筋肉も付き切っていません。メリハリの利いた走りは現時点で難しそうなので、今回はダートを試してみます。
今週からはハミをリングハミに変更して調教していますが、だいぶハマりが良くなりコントロールしやすくなりました。
毛ヅヤも良くなっていますし、体調面も何も心配ないので変わり身を見せてほしいと思います。
続いては中山3R メイクデビューにホールシバンが和田竜二ジョッキーと出走します。
予定していた小倉開催は除外。暑い時期で競馬が延びるのを心配していましたが、上手く調整出来ました。最終追い切りは馬なりでも行きっぷりが良かったのでそこそこの時計が出ましたが、決して無理していませんしまだまだ余裕がありました。
脚元や馬体に悪いところも無く、気配が落ちた感じもありません。
以前よりだいぶスムーズに手前を替えられるようになっていますし、しっかり仕上がったのではないでしょうか。
お母さんは全日本2歳優駿を勝った名牝。先週は半姉も最後の未勝利戦を勝ち上がりました。この馬も続いてほしいと思います。
そしてラストは中京12Rにスリーグランドが太宰ジョッキーと出走します。
今回は放牧でリフレッシュしてからの復帰戦。
前走は馬体も減っていましたが、今は戻っていますし、想定通りに状態は上がってきています。
最終追い切りは木曜日に。朝一の坂路でジョッキーが跨ってサッとやりました。時計も内容も良かったですし、何よりジョッキーがこの馬のことをよくわかってくれています。
脚質的にどうしても展開に左右されるところはありますが、能力上位は間違いありませんので、ここは良い結果を期待しています。
武田