2015年1月27日 (高橋厩舎の日常)
先週、高橋厩舎の2頭が登録を抹消し、引退となりました。
ミニョネットは北海道へ帰り、お母さんとして第2の馬生をスタートします。
メイショウサミットは乗馬として新たにスタートを切ります。
今日はそんな2頭についてです。
まずはミニョネット。
彼女は地方からの再入厩で高橋厩舎にやってきました。
最初のころは、なかなか馬自身の特徴や長所・短所がわからず、苦労することも多かったと思います。
調教師やスタッフ、またジョッキーにいたるまで、なんとかこの子を中央で勝たせてあげたい、そんな思いでここまでやってきました。けれども、あとほんの少しのところで「中央での1勝」は叶いませんでした。それだけが心残りです。
けれども、ミニョネットはいつも一生懸命に走ってくれました。
そして先日、無事に北海道へ帰っていきました。
中央での初勝利の夢は子供たちに引き継がれます。
今から何年か先…GⅠ競走出走馬の母親の欄に「ミニョネット」という名前が見られるように今から期待しています^^
そして2頭目はメイショウサミット。
サミットは今年になり9歳となりました。
2009年、現在の高橋調教師のお父さんである高橋成忠厩舎からデビュー。僕が高橋厩舎にお世話になるず~っと前から高橋厩舎を支えてくれている功労馬です。
中央で特別2勝を含む3勝も勝ち星をあげてくれました。
一番の思い出はやはり「天の川ステークス」。13番人気で見事に逃げ切り、オープン入りを決めました。その後は精彩を欠いていましたが、9歳になるまで無事、走り切りました。
本当に「お疲れ様、今までありがとう」と言ってあげたいです。
ミニョネットもサミットも本当にファンが多い馬でした。
そういった馬に携われることはスタッフとしてとても光栄なことです。
1頭の競走馬のファンになり、それがきっかけで高橋厩舎を応援してくださる方がいることは、厩舎スタッフ一同、大変嬉しく、本当に身が引き締まる思いです。
今後とも、皆様のあたたかいご声援をよろしくお願い申し上げます。
武田