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調教師インタビュー 3

厩舎スタッフ

厩舎のムードづくりとは?どう考えておられますか。

調教師に対してもスタッフ同士でも、自由に考えを話し合える厩舎が理想です。 開業する前から、厩舎のムードづくりは一番重要視していた部分でもありますので、お互いに自由なことが言い合え、風通しのいい組織づくりを常に目指しています。 調教師は全体の調整役でもありますので、物事がうまく流れるよう、潤滑油みたいになれればいいのではないでしょうか。

普段の調教では、毎週各馬に対しての要望を提示しています。 それに沿って、スタッフが自分なりに考えて調教していくのですが、つねにお互い意見を言えるような雰囲気を大事にしています。 若いスタッフ同士が意見を出し合っているのを聞けば、厩舎会議でそれを取り入れることもあります。普段は会話を聞いていないようなフリをして、さりげなく(笑)

競馬で勝った時、まずそのこと自体が嬉しいんですが、スタッフ同士が喜んでいる姿を見ることもまた嬉しいんです。

厩舎にはしばしば外部の人にも来てもらっているのですが、これは、普段と違う世界の人との会話が、刺激やリフレッシュになれば、という考えからです。 ガスがたまらない場所づくりといいますか、風穴をつくれば風通しはよくなる、と考えています。

競馬場ゲート

育成牧場との関係はどのようにされているのですか。

意思の疎通ができ、馬作りの理念を持っておられるところなどへお願いしています。 乗りやすい馬に育つためには、基礎が重要です。毎週足を運んで、育成先と意見を出し合って馬の状況などにあったメニューを考えています。

また休養中であっても、復帰に要する期間をトータルで考えて、普段のケアがしっかりとできる所を選んでいます。 馬にとってもオーナー様にとっても、結果として負担が少しでも軽くすむようにと、話し合いができるよう風通しを大切にして、信頼関係を築き上げていければと考えています。

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